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クラインの壺


岡嶋二人の最後の作品にして、最高傑作と言う人もいるこの作品。
私も昔読んで非常に興奮したのを覚えている。

私がこの作品に始めてであったのは確かNHKのドラマ(佐藤藍子がでていたような)。
たまたま早く帰宅してなんとなくつけたTVでやっていた…という流れだったと記憶している。
薄暗い自分の家とTVに写るハンプティダンプティのシーンが未だに思い出せる。

もちろんすぐにその内容に魅了され、原作も読んで更に魅了されたと言うわけである。

そんなこの作品だが数ヶ月前に文庫が発売され、その懐かしさからつい買ってしまった。
今読んでも設定にも作風にも古臭さを感じさせず、大筋もラストシーンも記憶にあるのに
展開から目が話せず読むのをやめられ無いのが恐ろしい。

さて、そんなことがあってからはや3ヶ月。
先日本屋で何か面白い本でもないかとうろついていてふと目に入った「岡嶋二人」の名前。
そういえばクライン以外読んだこと無いなとなんとなく衝動買いして、今日から読み始めたのだが…
面白い
まだ第1章しか読んでいないのだが、久しぶりに読むのがやめられない作品だ。

正直、岡嶋二人を今日まで読まなかったことを深く後悔しているが
おかげでしばらくは読む本に困らなそうである。
by roni48 | 2005-06-07 01:40 | 小説


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